【書籍】台湾老卓遊 台湾レトロテーブルゲーム図鑑
試し読みはこちら
以下、出版社(志学社)のウェブサイトより引用。
-------
台湾テーブルゲームの発展史を包括的に捉えた唯一の書、待望の邦訳!
100種を超えるゲームを、600点を超える豊富なカラー図版で紹介。
「不動産ゲーム」「終点ゲーム」「ウォーゲーム」「人生シミュレーション」「ギャンブルゲーム」「Touring」「Uno」「比大小」「棋類ゲーム」……
「大富翁」「亀博士升学」「幸福人」「天地牌」「非洲尋宝」「地球大宝蔵」「包青天審案」「大家来破案」「銀行大亨」「魔鬼連長」「三国志武将瘋雲録」「貝貝公主」「狡兎三窟」……
ボードゲームブームの背景には、台湾の長きにわたるテーブルゲームの歴史があった!
ゲーマー/コレクターであり、かつ研究者でもある陳介宇博士は、20年以上にわたりこの分野の第一人者として、人生の大半を台湾のレトロテーブルゲームの収集と研究に費やしてきた。本書では、清朝末期・日本統治時代から中華民国期に至るまで、100種類を超えるゲームを600点を超えるフルカラー図版とともに紹介。台湾近現代史の一側面が、レトロゲームを通じて浮かび上がる。
書誌情報
書名:台湾老卓遊:台湾レトロテーブルゲーム図鑑
著者:陳介宇(著)・陳芝婷(著)/赤野工作(翻訳)
A5判・256ページ
ISBN:978-4-909868-12-1
税抜価格:3200円
発売予定日:2024年05月27日
目次
まえがき
由此去(さあ、ゲームスタート!)
第一章 ボードゲーム
一、不動産ゲーム
二、終点ゲーム
三、ウォーゲーム
四、人生シミュレーション
五、ギャンブルゲーム
六、テレビゲーム改編
七、野球ゲーム
インタビュー:「龜博士升學」の創作背景と追憶──李平風先生
インタビュー、「非洲尋寶」の父──張瑩鎮先生
第二章 カードゲーム
一、独自のメカニズムを持つもの
二、Touringに類するルール
三、Unoに類するルール
四、比大小
五、セットコレクション
六、その他
インタビュー、「飛車龍虎鬪」の誕生──胡衍榮博士
第三章 棋類ゲーム
一、伝統的将棋ゲーム
二、オリジナルの将棋ゲーム
三、オールインワンセット
第四章 ゲームコレクション
あとがき
訳者あとがき
付録 台湾テーブルゲーム年表
執筆者紹介
陳介宇(チンカイウ)
1983年台北生まれ。台中で育つ。幼い頃より台湾のレトロテーブルゲームやTRPGに親しみ、中学時代にはMTGに熱中する。大学入学後は海外のアナログゲームに触れ、それらを紹介するようになった。2008年に台湾のレトロテーブルゲームを紹介するブログを開設、2010年には文化審議会の台湾百科事典に専門家としてレトロテーブルゲームに関する記事を執筆。専門分野はテスト評価、乳児の社会的・感情的発達、社会的感情の発達など。米オレゴン大学にて教育学博士を取得。現在は国立台北教育大学特殊教育学系副教授。台湾で初めてテーブルゲームの教育への応用を提唱した研究者でもある。
陳芝婷(チンシテイ)
幼少期から年長者たちとチェス、ブリッジ、麻雀をすることを好んだ。大学時代にヨーロッパのボードゲームに触れ、約20年の間に1,000種以上をプレイする。夫である陳介宇のアメリカ留学に同行し、ともにフリーマーケットめぐりをするなど、最大の理解者として彼の活動に伴走する存在である。台中教育大学幼児教育研究所にて修士号を取得。現在はコラムの執筆なども行う。
赤野工作(アカノコウサク)
ゲーマー。カクヨムに連載していた架空のゲームレビューの体裁をとる小説『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』(KADOKAWA、2017)で小説家デビュー。『ユリイカ』、『SFマガジン』等にも小説を寄稿する。共著に『ゲーマーが本気で薦めるインディーゲーム200選』(星海社新書、2021)などがある。本書が初の翻訳書となる。